2022年に見たミュージカル集

1/15 イントゥ・ザ・ウッズ
年明け早々ヤバすぎて泣いちゃった。もちろん最悪の意味で。魔女と継母トリオと王子ズがいなかったら本当の本当に地獄絵図だった。誰だこんなキャスティングをしたバカモンは!! 普通のミュージカルすら出来てねえんだわ?!?!!!

1/16 マーダー・フォー・トゥー
前日の悪夢を全て塗り替えてくれた。ありがとう……全てに感謝……図らずもこの順番でチケット取っててよかった……逆だったら本当に立ち直れなかった……
容疑者役、落語好きマンとしてはあまりにもドリームロールすぎて震えていました。

1/22 雨に唄えば
見るはずだったのにオミクロンのせいで飛んだ。

1/22 ロボット・イン・ザ・ガーデン
SitRが飛んだ代わりに突如として天から降ってきたロボ庭へGO。コーリー・フィールズとオーガスト・ボリンジャーのオタクをやっていますが今回も大満足です。
……と、本当は言いたいんだけど前回よりも結構色んな所がちょくちょくカット入っててそこだけが本当に残念だった。夢見るマシン実質半分ぐらいの長さになってて泣いちゃった。「ステップワン!」とか「ファンタスティック!!」とか叫ぶコーリー・フィールズが俺ァ見たかったよ……サントラいつ出るんですか??

1/30 雨に唄えば
 オミクロンで飛んだ。嫌すぎる。

2/6 雨に唄えば
ああ! これだよこれ! これこれこれこれ!!! 求めてたのはこれですよこれ!!!! 最前でアダム・クーパーの華麗な蹴りによって浴びせられるオーブの水は健康に良いんですわ……っていうかマジでアダム・クーパーの一蹴りで飛ぶ水の量、他キャストの3倍はあって笑っちゃった。コイツ……水を蹴り馴れてやがる……。コズモはサイコーにコズモだったし社長・監督・コズモのトリオがマジで好きなんですね。クソデカ扇風機シーンは席の位置もあって目の前真正面に扇風機が置かれてたので最初ドンが扇風機にもろかぶりしてて変にツボった。あとやっぱ何度見てもBroadway Melodyはわかんね~~~!!! 「新人BW役者が二都物語を読んでる最中にサンドバッグが落ちてきてフランス革命時代にトリップ」って導入なのに描写はひたすら「新人BW役者がBWで紆余曲折合って最終的に成功する」て内容しかないからマジでこれがどう踊る騎士に繋がるのかがわからねえのよ。まぁ一周回って「これがどう踊る騎士に繋がるのかがわからない」ってメタ自虐的なシーンになってると解釈も出来るんだけど(事実社長が『さっぱりイメージできん!』って言うし)……でもコズモの活躍の場面が増えるのでOKです!
あと特製ポンチョが思ってたのの5倍ぐらいいいやつでビビった。めっちゃ水弾くじゃん。買い物行くとき使うわ。

2/12 雨に唄えば
MosesとSitRで手拍子する空気読まん客がいたこと以外は最高。なんでタップ曲で手拍子するんですか?? 最初だけしちゃうのはまぁ五億歩譲ってわからんでもないけどなんで最初に手拍子し始めた一階左前方はてこでもやめないんですか??

2/13 雨に唄えば
 空気読まん手拍子なし! 規制退場開始アナウンスガン無視のスタオベ!! アダム・クーパーからの大量の投げキッス!!!!! 最高の千秋楽でした!!!!!! ありがとうSitR!!!!!!!!!!!!!!

2/19 ボディガード
2幕を10分ぐらい見た辺りで「もしかしてこれ……ドリームガールズ系のミュージカル……?」と思ったら実際そうだったし、主人公のフランクがそもそも歌わないのでなんかかなりズコーとなってしまった。大千穐楽に作品と馬が合わないことが予め分かっている初見者がくるべきではなかった……でもビル・トニー・サイがいてマジで助かった。あいつらが舞台上にいるときだけは意識をどうにか保てた。
しかも形式上2幕まだ終わってないのに「こっからボーナスステージで〜〜す!!! お前らちゃんとしたエンダーイヤーが聞きたいんだろきかせてやらァ!!!」感全開にしてきたのめちゃくちゃウケたし急にI wanna dance with Somebodyを食らい脳内でMichael Mellが踊り狂うなどしたので割に楽しめた。ただ1幕も2幕も「これで終わり………これで終わり?!」とはなるし、2幕最初のレイチェルの感情ジェットコースターが理解出来なさすぎてポカーンとしてしまう。まぁこれは映画でもそうだったんですが……

2/19 ロッキー・ホラー・ショー
なんか……なんだ? なんだろう……なんだったんだ……?
どこぞの福田雄一とかいうクソの演出よりは数百万倍マシなのだが、そもそも国内芸能に全く詳しくないのでネタに概ねついていけなかった。まぁでも「RHSだしな……」で許容できたし、多分国内芸能ネタが分かればめちゃくちゃおもしろいんだろう。マジで「ゴン攻めっすね~」ぐらいしか分からなかった。「あんたなんて大体坊主の印象しかないんだから」は後から教えてもらって「そういえばAKBであったなそんなニュース……」と思い出すレベルなので、
あとあのコロナ対策のためのミニ再生機、すごいいいアイデアだと思うんだけどマジで単純にやる人が少ないのでかえってすぐそばで再生されるとかなりのノイズでイラつくな……と思ってしまった。登録されてる1フレーズが長くてテンポが悪く、使用を想定した下りが終わる頃になってもまだ客席からザワザワ聞こえてうるさいんだよな。しかもただでさえかなりの集中力を要求されていた(爆音バンドに飲まれて歌詞が9割5分聞き取れなかった)ので……

2/23 ラ・マンチャの男
コロナキャンセル。つらい。

3/5 カーテンズ
なかなか良かったのでサントラを買いました。

3/12 アラジン
バブカック愛してるぜ……

3/19 ラ・カージュ・オ・フォール
コロナでなくなった……

3/21 雨に唄えば シネオケ
You were meant for meとSitRとBroadway Melody冒頭の台詞とYou are my lucky starの字幕がなかったのなんで??

4/2 メリー・ポピンズ
すっげ~~~~~楽しかった。子供の時に見たかったよお……
というか一幕終わり、本当にメリーがオーブの3階席の奥に消えてくのビビりすぎた。そこまで来るとは思わんじゃん……。

4/3 ネクスト・トゥ・ノーマル
海宝氏回のチケがとれなかったのが悔しい。海宝氏の生I’m alive聞きたかったよ~~~~ッッ!!! でも訳詞は無理矢理日本語に訳さないであえてそのままだったりしてて思ってたよりは違和感なく聞けた。そしてみんなうたがうめ~となった。

4/3 ブラッド・ブラザーズ
ナレーター概念がいると聞いて急遽取った。ナレーターはナレーターでもFly By Nightタイプのナレーターだこれ! しかもナレーターのくせに戦闘力強すぎん? と思ったら後からジャベールとかの人って聞いて納得した。この顔は確かに滝壺に落ちる顔だわ。
あと因みにこの日(4/3)の朝方、ラーメン食べに行こうとして自転車走らせてたら小雨で道が濡れてたので自転車ごとスリップして救急搬送されて右肘と右頬骨折するとかいうアホをやらかしました。なのでN2NとBBはどっちも 因みにこの段落を書いてるのは4月下旬ですが未だに右腕のギプス取れてません。ウケる。Evan Hansenじゃ~ん(とでも言わんとやってられん……)

4/22 アニー
初日であることをカテコの挨拶で知る。普通に楽しかった……でもふりかけのひな壇がデデーンとあるのちょっと笑っちゃった。ここでBMCやるの……?!?!! マジで……?!??!!!!!

4/23 ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート
命乞いをしているのにパイナップルのサングラス掛けて踊り狂うな。っていうかこの人がJeremy Heereやるの……!??!!!! マジで………?!?!?!!! 演技力……うっすいし……歌唱力……パターン3つぐらいしかなくない……?!?!!! 頑張って……?!?!!!!

5/7 39 Steps
 かなり楽しみにしてたが主演の人の体調不良でアウト。純粋に辛い。

5/18 RENT
5/21 RENT
5/28 RENT
5/28 RENT
5/29 RENT
RENTサイコーーーーーーーーー!!!!!
 例のごとくクソなげえ感想文というか細かすぎて伝わらないMark Cohenのオタク選手権大会(参加者一人)レポートを書きました。余談ですが千穐楽見た足で日比谷公園のオクトーバーフェスト行ったらインフォメーションのお姉さんも前日にRENT見てたみたいでちょっと盛り上がった。ありがとうオタク丸出しロゴTシャツ(ラスト2公演限定)……

6/19 ノートルダムの鐘
面白かったけどカテコ長すぎ。8回は多いて。

7/25 ビー・モア・チル
7/28 ビー・モア・チル
7/30 ビー・モア・チル
7/31 ビー・モア・チル
8/1 ビー・モア・チル
8/4 ビー・モア・チル
8/6 ビー・モア・チル
8/6 ビー・モア・チル
8/7 ビー・モア・チル
8/9 ビー・モア・チル
8/20 ビー・モア・チル
8/20 ビー・モア・チル
8/21 ビー・モア・チル
8/28 ビー・モア・チル
 レプリカ公演ってもっと早く言えよ!!!!!!!!!!
それで救われる命もっとあったよ!!!!!!!!!!!
宣伝下手すぎか??!?!!!!!!?!!!!!!!!

でも加藤清史郎のMitBを公開してくれたのはマジで大天才すぎるので今度はレプリカ公演のままフルオーディションでやってくれよな。絶対だぞ。
いつものクソ長感想文~厄介オタクのエッセンスを添えて~はこちら

7/29 春のめざめ
キャストのボディラインに多様性があり、「これだよこれ……」と地味に感動した。あと浅草にあんなハコがあるのを初めて知った。かなり小さいけど小さいがゆえに臨場感があったし全員バチバチに上手かったので満足度が高かった。

8/7 ミス・サイゴン
ヘリコプタースッゲ~! となったしトゥイが可哀想な男で興奮したのとあとピチピチレザースーツ男に全てを持っていかれたが、やっぱり案の定メインストーリーにはそんなに惹かれなかった。クリスは駄目だよ。

8/13 A Chorus Line
普通に良かった。安定。ただ思っていたよりもインパクトが薄かったというか……結構前列で見てたんだけど音響の相性が合わなかったか? まぁそれはそれとしてポール役の人がなんとなくJason Tamに似ていて変にテンション上がった。あと仕事に私情を持ち込むな。

8/15 シュレック・ザ・ミュージカル
これだよ! こういうのを”実力派揃い”って言うんだよ!!! 初日のはずなのにやたらと巻き起こるあからさま過ぎる接待拍手とか手拍子発生率のアホみたいな高さには辟易してしまったが、舞台上は文句のつけようがないほどに完璧。最高。あとはフルバージョンでやるだけだ!!!
ちょうど見に行った回はアフタートークもあって、壇上にいる人間全員オタクみたいな会話が発生してて(名前忘れたけど特に制作側の人)、良さを感じた。俺らがTL出してる会話を壇上でしとる……と思いながら見てた。にしてもブリリアのスタッフは事前にマイク調整ほんとちゃんとやんなよ……シュレック役の人つとめて茶化してくれてたけど割とキレてたよねあれ……誰だってキレるよトークショーで配信もしてるし時間も限られてるのにあんな持ってくるマイク全部使えないの……

9/3 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
……なんだろう……なんか……これが前楽なんですか?! ってかなり悪目の意味でびっくりしちゃった……主演の人、ダンスはキレッキレなのに歌唱力と演技があまりにも微妙すぎて見てて逆に可哀想になってしまった。(MIYC自体が元々台詞多めで常に早口テンポを要求されるのもあるけど、それにしたって主演の人が口を開くたびに体育祭の放送部員の下手な実況中継聞かされてる気分になってしまう。Don’t Break the Rulesもなんかカットされたとこがあるらしい? と事前情報で聞いて戦慄してた(正直Don’t Break the Rulesのために13.5k払ってるとこある)んだけど、それ以上にあまりにも全体的に曲とキャラクターの”らしさ”が全く出ていなくて何も認識できなかった。こわい。Jrじゃない方のフランク・アバグネイルぐらいしか褒めるところが正直ない。Fly,Fly AwayもGoodByeもびっくりするほど飛行機が離陸する時のような空が開ける壮大感を全く感じられず……そしてこれが前楽らしいということへの衝撃……どうしちゃったんだろう……一体何が悪かったのか……マジでJrじゃない方のフランク・アバグネイルと照明演出には120点付けたいんですけどそれ以外は虚無だった。本当に何が原因だったんだ?

9/4 ピピン
「胡乱な上位存在」としてリーディングプレーヤーさんをフォロワー達が激推ししていたので期待していたが、実際期待に答えてくれた。ありがとうピピン! CMIYCの不完全燃焼も合わせて全部焼き尽くしてくれてありがとう!!! リバイバル版のOBCを一回だけ通しで聞いて、「ラストナンバーのショタが出てくるとこぜって~バドエンじゃん!」って思ってたらマジでバドエンで笑った(解釈は個人に寄ります)。にしても寄生先に返り討ちにされてそのまま死亡ENDのSQUIPくんと比べるとLPさんめっちゃ勝ち組やんね。いや~~ミュージカルの胡乱な上位存在、最高です。来日があったら絶対行くね。忘れられないクライマックス見に行くよ。

9/19 モダン・ミリー
良かった、すっごい良かったし非公式BTTFミュのフラックスキャパシターの曲の元ネタってモダン・ミリーだったんだ?! っていうのと、怪しいアジア人が出てくるあたりに黄金期を感じてフフ……となった。字幕パネル(?)の使い方上手かったな~というのと広東語(だよね?)で一曲歌うとこでちょっとテンション上がっちゃった。GamanとかItetsuitaよりも長いし……バン・フー役とチン・フー役の人、中国ルーツの人だったりするのかな。そうだといいな。
ところでこの作品もまた主演がなんだか微妙だった。正直、全く履修せずに挑んだのでOvertureでいきなりバチクソ好みの曲調が押し寄せて一気にハードルを上げてしまったというのもあるんだけど、それにしたってOPナンバーから声質と音域どちらも合ってなさそうな歌声が聞こえてきてしまって、一曲丸々終わるまで「この人多分主人公じゃなくて二番手ヒロイン枠かな」と真剣に考えていたぐらい。なんならこの後出てきた二番手ヒロインのソロがあまりに上手くてひっくり返った。ただ主演の人、一幕半ばぐらいまではキャラクターと演技がミスマッチなんじゃないかな~と思ってたんだけど、誰か他のキャラとのデュエットのときにものすごく互いを引き出すような歌唱・演技をするのでこれはなかなか見ない稀有な人だな……と感心した。2幕までくると慣れてくるので寧ろほかキャラとのタッグを楽しむ作品だと割り切れた。……けどやっぱちょっとミリーというキャラクターにマッチしてるか? というと……うーん……まぁでも日本BMCのジェレミーぐらいのミスマッチ度合いか……? あとトレヴァー・クレイトン、死ぬほど好き。

9/24 盗まれた雷撃
 すっごい頑張ってたし独自演出も全然悪くなかったし役者も全体的には良かったけどでもやっぱあそこは絶対トイペのほうが良かったってば!!!!!!! トイペの亡霊になってしまう。いや、マジで。なんだったんだあの……茣蓙? 御簾? うーん……黒子使ってるんならもっとあの茣蓙ぐるぐる動かせばよかったのに一周したら止まっちゃうし、黒子が持ってる青ライトも水を表したかったんだろうけど10列目から見てる限り全くライトが効果発揮してるとは思えなかった……絶対トイペ噴射のほうが良かったってあそこだけは……
役者的にはパーシーとアナベスがちょっと弱くて、ママとアレスが会場の音響相性のせいかびっくりするほど台詞も歌もほぼほぼ何も聞き取れず、クラリッサとグローバーがバチボコ上手くてルークがイケメンだった。パーシー役はジャニーズで初ミュージカル、という忌避されがち二大要素を引っ提げてきていたのでかなりハードルを下げて行ったのだが、驚くほどにキャラクターの感情を鬼盛りして歌うのが上手くこの点で毎秒加点を攫っていくので、実際音程はかなり外してるしハモリパートは不協和音になってしまってるんだけどそれらを概ね相殺していた。すごい。同じ事務所でも薮宏太とは完全に真逆のタイプ。でも流石にハモリで不協和音になるのは次の出演作で直してくれ。役者名で様子見しないようにするから……(まぁ基本作品名で買うタイプのオタクなので、役者名で買わないことはあるけど役者名で率先的に買うことはないのだが……)。アナベス役の人はちょっと音域あってなかった? アナベスはソロ曲が全体的に高音多めなのに、歌の内容の割に歌声が全体的に薄くて印象にも残りにくかった。My Grand Planとかもっとバチバチに強くてもよかったよ~! あとSilena役(日本語でなんて言ってるか聞き取れなかった)が男性キャストだけどめちゃカワガール(なのだろうか?)だったのが良すぎてテンションブチ上がった。大好き。
にしても台風当日だったこともあるけど土曜ソワレでこの客入りってマジ? と本当に目を疑うぐらいの客入りだったので心配です。演目自体は全然再演してほしい。訳詞もかなり良かったし……(でもママの曲とかThe Last Day Of Summerのルークパートほんとに一言一句ぐらいしか聞き取れなかったので訳詞をプログラムに載せてくれ、買うから)
あと宣伝でグローバー省いてルーク持ってくるな……! 「僕たちと冒険の旅に出ましょう!」って言うけどそいつ少なくとも劇中では冒険してねえし実質裏ボスやぞ?! あとその無配うちわはちゃんと外部でも配ってたんだよね?! 外部でくばんないと全く意味ない内容だよそのAR動画?!

10/2 ヘアスプレー
舞台の上はもうマジで文句なしでサイコ~! だったんですけど舞台の下が最悪でしたね。ノリの良い曲が多い演目でまあまあ日本でも有名で多分大入満員で千秋楽ともなればほぼ全ての曲で脳死手拍子が発生するんだわ。つれえ~~~ 本当に手拍子なし回作ってほしいよ、手拍子をする人々としない人々の間には橋を渡すことの出来ないほどの深い谷があるので……。パパが石川禅なのとシーウィードが平間壮一なのだけは分かりました。エドナ役の人、ずっとこの声どっかで聞いたんだよな……どこだったっけな……と頭を捻りまくって二幕でようやく「この人モーツァルトの癖の強い偉そうなおっさんやってた人だ!!」と気づいた。あの時は声の癖が強すぎて集中力が消し飛んだんだけど、不思議なことにエドナだと特に違和感なく見れた。
あとはカテコで渡辺直美が楽しすぎて泣いちゃってて可愛かったな。

10/15 ジャージーボーイズ
多分今年見た中で一二を争う物販の充実率だったのではないか。争い先はエリザです。実質最前だった。カテコのライブ(?)で隣のお姉さんがペンラ完備の振り付けも完璧で恐れおののいた。時々カテコで参加型ライブやる演目あるけどあれなんで皆踊れるんすか??? あとぴあ貸切公演だったからかカテコで主役が無茶振りを三回ぐらい舞台の方々にパスしており、大変だァ……となった。
ジャージーボーイズ、フォロワーが好きなやつだよな……というのと昔映画版見たけど電灯に照らされる夜の道路を皆で踊って下ってたな……という記憶ぐらいしか無いままに見たんだけれど、ま~~~ぁ“物語”が上手い。ま~~じで上手い。これ実質全員狂言回しじゃん! 狂言回し好きとしては一粒で四倍美味しく歓喜しました。キャラ的に誰が好きかというと、そりゃあもうニックです。ジョセフ以下略にいたと言われて思い返してみると、たしかに記憶の中にあの顔いたな……

10/22 キンキーブーツ
見た感じ会場の1/3ぐらいしかやってないのに、ほぼ9.5割の人間が手拍子をしていたであろうヘアスプレー千秋楽と同等ぐらいの煩さがあってここもまぁまぁ地獄だった。ノリ高めの国内でも有名な演目はもう最低一回だけ見たら後は見に行くのやめとこ、と心に誓った。キャストが良くてもアホみたいに手拍子があると「(金銭的にも舞台経験的にも)損した」と感じてしまうタイプの人間なので、その可能性が少しでもあるなら日本で見ないほうが精神的に健全だな……と学んだ。キンキーブーツに関してはマジで手拍子があまりにも煩すぎて歌詞聞き取れなかったし、「手拍子マジで煩えな……」と思ってたら一幕が終わったので本当に悲しかった……
それはそうとダメンズウォーカーの人の再現度マジで高くてびっくりした。ボクシングの試合でラウンドガール(?)に拍手があったのはなんなんだろう……
あと真ん前の席の人が開幕から終幕までしっかりと船漕いでて、まぁ見やすいので助かるっちゃ助かるけどマジで興味ないのに三時間オーブに拘束されててええんか……? と逆に心配になった。付き添いとかだったんだろうか……ホントに暗くなった瞬間から船漕いでたけども……

10/23 バイ・バイ・バーディー
はっきりいってかなり好きなタイプの話だった。もっとこういうのやってほしい。そして謎の接待拍手と過剰手拍子がない久しぶりの作品。ただマザコンが女子励ます時の曲、おそらく会場でただ一人しか手拍子してなかったんだけど、その人がえげつねえ鋼の精神でマジで始まった瞬間から最後までずっと手拍子続けてて畏怖を感じた。孤独の手拍子。
男子モブに可哀想な眼鏡(一幕序盤の曲で電話かけて玉砕してる子)がいて滅茶苦茶気になってしまった。私はThe PROMのLove thy neighborに出てくるモブの眼鏡も好きです。マザコンの主人公(そもそも終わってからプログラム見るまで彼が主人公とすら思っていなかった)、パッとしない顔と歌声でいい感じに地味でキャラクターに似合ってていいキャスティングだな~とおもったら元V6らしくてひっくりかえった。ごめんなパッとしない顔と歌声とか言っちゃって……普通に見てる最中いい人材見つけてきたな~とか思ってたわ……
ARうちわ、TLTのところと制作が同じと聞いて納得した。お家芸か……内容はTLTの時よりも格段に「観劇した人のお土産品」として相応しい内容になっててニッコリしました。

11/5 ファンタスティックス
かなり昔に2,30年ぐらい前のミュージカル作品あらすじ集みたいな本にThe Fantasticksが載ってて気になるな~絶対これ好きなやつだな~と思ってたらやってくれたので意気揚々と見に行った。結果、死ぬほど好きです。日程さえ許せば追いチケしたかった…… オリジナルでは男性が演じていた狂言回しだがそれはそれとして女性が演じても問題ない、みたいなのメッチャ好きなんだよな、SQUIPとかLadahlordとかLeading Playerとか。再演よろしくお願いします。
斎藤司、やっぱ普通にミュージカルが上手いので、ネタ枠芸人枠とかじゃなくて普通にミュージカルをやらせてあげてほしい。あとずっとアンガの田中だと思ってたんだけど山根だった。ごめんて。

11/17 エリザベート
「マ、どうせ馬合わないだろうけど日本のミュオタみんなエリザ見てるしとりあえず最低限履修しに行きますか……」ぐらいの気持ちで見に行きました。最前センターでした。前情報なしのルイジ・ルキーニを浴びました。死にました。どうして皆ルイジ・ルキーニがただの狂言回しじゃなくて四白眼ニヒリズム舞台出ずっぱりマルチ狂言回しだって言ってくれなかったの???????????? あの人OPナンバーでトートが出てきた瞬間両手の中指立ててたの俺見たよ??????????
 エリザベートはなんか思った以上に自立した自分を持ってたし、トートは物理で空から舞い降りてくるし出てきた瞬間少女漫画フィルターを帝劇にかけるし、フランツは「次回、エリザベート死す!」の曲のとこでもんどり打ってマイクオフで「あぁーっ!! うわーっ!! あっ! あーっ!!」って無様に叫ぶのが可愛いし、オーストリアのABCカフェがあったりオーストリアのアンジョルラスがいたりオーストリアのコーヒー(ミルク)ブレイクがあったりして、思った以上に良かったです。ウィーン版機会があれば絶対見たい。プレミアつきすぎやろ。
ただ一点困ったのは、曲が始まるたびに「あっ! これTwitterで見たやつ! これが元ネタだったんだぁ!」みたいなインターネットミームでジョジョを知った人が原作を読んだ時みたいな悪の進研ゼミに脳内がなってしまったことです。許せねえ。磨きますわ白くなるまで(公式すらネタにしてるんじゃないよホントに)

11/20 天使にラブソングを
何故か連続で当たる最前列。普通に楽しかったし、ミュージカル初心者連れてくるならこの演目だなって感じ。上手のお立ち台のまん前だったので、ジョーイに指差されて1バース分ガン見されるという事態が発生した。大変だよ。カテコ後のライブ、修道院長は法皇と会食のため早退してしまったのが残念。ライブは珍しく入念な振り付けレクチャーがあったのでちゃんと踊れました。
ラストの曲の歌詞の「jumpin!」で法皇もとい指揮者の人が文字通り毎回ジャンプしてめっちゃ可愛かった……あとオケピ覗いたらすみっコぐらしのえびふらいのしっぽとあじふらいのしっぽの結構デカ目のぬいぐるみがあって思わず微笑んでしまった。可愛いオーケストラだった。

12/11 スクルージ
こう……ふわっと安心できる作品だった。人間嫌いソングだとか責任転嫁ソングがああり、良い。こればかりは市村正親でも違和感なく見れるね……

12/11 ハリー・ポッターと呪いの子
舞台だけどまぁ便乗して。なんか申し込んだら取れちゃったので、折角なので十年前位に不死鳥の騎士団の途中で脱落した原作をラストまで全部読みました。結論、読んどいてハチャメチャに良かった。このブログを読んでから呪いの子に行く人はほぼほぼいないだろうけどもしいたら頑張って読んどいたほうが良いです。映画でもギリいいけど映画は「いや結構そこ重要じゃない?!」ってところもガンガンすっ飛ばしていく(ということに原作を読破してから念のため映画でも再履修して気づいた)ので。でもぶっちゃけ日本語訳は翻訳の粗がかなり目立つし、個人的に多分1巻最初から読み直してたら翻訳の粗に苛つきすぎて読みきれなかっただろうな……と思ったので無理強いはしたくない。でもやっぱり原作把握してる方が楽しめると思います。ポッターのクソ親加減を見に行こう!
あと多分あなたの人生史上一番有用なマントの使い方が目に余るほど見られます。バッ! バッ! バッバッ!!(音ハメ)

12/24 CHICAGO
映画版を昔見て「曲は良いけどボブ・フォッシーあんまあわね~な~」とか思ってたんだけど、なんか舞台で見たらえげつなく良かった。エイモス(哀れで)かわい~~!というかCHICAGOってホントに捨て曲ないんだな……と思うなど。映画版だって一回しか見たこと無いし自発的にCHICAGO聞いたことほぼないんだけど、曲入った瞬間2小節も聞けば何の曲か分かっちゃうんだもんな……ホントすげえや。じゃあキャバレーとも仲直りできる? うーん……難しそうかな……


というわけで、2022年の観劇は以下のような内訳です。
作品数:36(うちシネオケ1、ストプレ1)
観劇回数:55(うちSitR3、RENT5、BMC14)

うん、大体BMCくんが悪いよ。

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