RENT 25th Anniversary Farewell Tourを見た

5/18(初日)、5/21、5/28マチネ、5/28ソワレ、5/29(千穐楽)と気が狂ったようにRENTを摂取してしまったために反動のRENTロスがすごいのでいつものやつを書きます。

Tune Up
 っていうかも~さ、Tune Upよりも前にバンドの人が開幕10分前あたりにRogerのギターチューニングするんだけどもうその時点で私のRENTは”始まってる”んですよ。一階席2列目センター(千穐楽)と二階席1列目センター(28日マチネ)と一階席2列目センター(それ以外)というポジショニングだったのでバンドガン見できて良かった……。
 で、実際の中身なんですが今回のMark Cohenめっちゃ笑う時満面の笑みになるので孫みがあるし、Rogerはなんかもうず~~~~っとべしょべしょ泣いてる中型犬(撫でようと手伸ばすと威嚇するんだけど威嚇が下手なので「可愛いねェ~ッ」となるショボさ)。でもってBennyがマジでめちゃくちゃよく動くウザイやつだった。みんなかわいいね。
  Voice Mailのママからの電話でMaureenのこと触れられた時、Markが”Jesus Christ!”ってガチ目に言ってるのも可愛かった……。あとBennyからの電話でMarkが経緯話してる時に、Rogerがめちゃくちゃ電話のコードぐいぐい引っ張ったり脇腹つついたりしてなんとかしてJoanneのこと言ってやったろ!感あってこっちもホント可愛かった……なおそれに対するBennyの反応は、メインの人はちょっと戸惑ってから頭振って話題転換する、U/Sの人はウケる、という感じ。

Rent
 この世にはRentが必要だよ。毎朝脳内で流してほしい。生きてる実感が湧く。
 曲終わった後の暗転で毎回RogerとMark、肩組んでたのマジで良い……あと今回の公演で初めてこの時点でMaureenが舞台上にいて、Markの”OK, alright, I’ll go!”のところでJeffersonさん達のVoice Mailのときと同じ形で2階からバックライト照らされてたことに気づいた。そこにいたのか……そしてその直前からJoanneはMaureenに電話ブチぎられたのか「は?! 何?! 繋がんないんだけど?!!」みたいな感じで受話器の受け口のとことか色々ガチャガチャしててウワ〜ッッってなった。そういう細かい描写大好きだ……

You Okay Honey?~Today 4 U
 You Okay Honey?はホームレスが2階からずっと一部始終見守ってて、そういうところもなんか無性に好き。
 One Song Gloryはこれも演出がすっごい良いんだよな。Roger一人の影がライトに照らされてでっかくバックに映るのが曲調も相まってすごく好き。BMCのLGWにちょっと通じるものがある……ない……わからない……忘れてください。ただ己のことをthe pretty boy front manとはっきり称するRogerの謎の自信は毎回笑ってしまう。
 Light My CandleはAprilのこと聞いた瞬間Mimiが(Rogerに背中向けてる状態で)「ヤベッ」って感じの顔してろうそく吹き消して話題逸らすところが可愛いね~となる。あと”Fingers, I figured …Oh, well, Goodnight“のリズム感とRogerの歌い方が好き。
 Today 4 UはMarkのバケツドラムがなんか鈍くさくって好き。映像の才能はあるかもしんないけど音楽の才能はあんまなさそう。あとキャプテンクランチを両手で持って机ぐるっと走って回る姿が単純に可愛い。

You’ll See
 この曲やっぱかなり好きなんだよな。躁か?ってぐらい満面の笑みで小躍りしながらやってきてCollinsにスッ……と撮影拒否されたかと思えば、今度はどっかり椅子に座って土足を机の上に載せたりMarkとRogerが横並びに座ってる真ん中に割り込んで座ってきたりするし、その度にMarkが移動を強いられてるのホント草なんだよな(Rogerは動かない)。それにサビ歌ってる時めちゃくちゃAngelに至近距離迫られて”you’ll see b…….oys….”とちょっと一瞬止まるのが良い。そして裏でめちゃくちゃCollinsにえんがちょ(?)みたいなことされててドストレートに嫌われててやはり草。
 ここのMark、自分でカメラセットするんじゃなくてノールックでCollinsにカメラ渡して三脚に設置してもらってるんだな~と初めて気づいた。

Tango:Maureen
 もう全部好きだ……。”Gotta look on the bright side With all of your might”でMarkが一人で呑気に踊ってたんだけどそこがもうほんとに可愛くて……何? 何なの?? 一人でバレエみたいなことしないで……両手上に上げてくるくる回らないで……Pookieで吹き出すけどJoanneに睨まれたらマフラーで口元抑えて静かになれて偉いね……

Life Support~Another Day
 Life Support、東宝版の時もそうだったんだけど今回の来日のSteve役の人マジで顔面が非常に個人的に刺さった。推したい。でもAnother Dayの後半でLife Supportの面々が二階からめっちゃRogerとMimiに向かって体傾けて歌ってるのはかなりシュールだと思う……。
 RogerはLight my Candleで「お帰りはあちら」する時は優しくくるっと半回転してドアを指してくれるんだけど、Another Dayだとキレ散らかしながらもやっぱりドアを指してくれるRoger、可愛くて好き。さっきからこのオタク全ての形容詞を「可愛い」で済ませてるが大丈夫か? だめだとおもいます。ちなみに細かすぎて伝わらないRogerの好きポイントは、ギターをしっかりそっと置くところ。多分ギターを破壊したりしないタイプのロックバンドだと思う。

On The Street~Santa Fe
 ホームレスのおばちゃんにど正論言われてしょぼしょぼしちゃうMark Cohen、可愛すぎる。しかも21日に見た時はSanta Fe一番終わるぐらいまでしゃくりあげてた気がする。オタクの幻覚? あと同日は”Smile for Ted Koppel, Officer Martin!”も噛んだかなんかで「カメラに向かって笑って!」という感じのセリフに変えてた。そういう偶発的なポイント変化がオタクは好き。
 というか慰められてるのにもう耐えきれんで帰ろうとするところをCollinsに胴ホールドされて一回転して戻されるMark Cohen本当に末っ子だよな……まぁその直前Angelが止めに入るまで割りとCollinsは「え~? いやいや他人の振りしとこ……」みたいな態度だったのでお前!!! となってしまった。

I’ll Cover You
 この曲とあとSanta Feもそうなんだけど、今回前方センターで見れたのでちゃんと舞台上が演出の意図した通りの配置で見れたんですよね。だからなのかこのあたりのホームレスがわらわらと出てくる演出にすごくニューヨークを感じて、やっぱRENTってメインキャラ8人だけじゃ成立しない作品なんだな……と思った。

Christmas Bells
 「
45口径!」って言うホームレスいるじゃないですか? あのホームレス、直後に通り過ぎるMarkとかCollins,Angelにマジで剥き身のまま「どう?」みたいな感じで突き出してて全員にドン引きされて逃げられてるの、かわいい。あとやっぱ今の今までMimiの話してたRogerが「彼女だ」って言った瞬間「Maureen?」って返すMarkは未練タラタラすぎ。あと今回もやっぱりしっかりヤクの売人からドラッグを買おうとするMimiを二階から映像作家先生はしっかり撮ってました。コイツ……。売人はジャンキーに囲まれる前公衆電話でどっか電話してたんだけど、あれは買付てるところに電話してたりするのかな。あとは千穐楽だったかな? でジャンキー(多分Ms.Cohen役の人)が落としちゃった眼鏡をさり気なく売人が拾って回収してて見事~!となった。

Over The Moon
 MaureenがBennyのサングラス掛けた途端、それまで割りと余裕で高みの見物してたBennyがスッ……と真顔になってサングラス外してポケットにしまってて草だった。
 Moo with Maureenしたかったんだけどやっぱ流石にダメでした。Maureenが一人で三回ぐらいMoo繰り返して盛り上げて切り上げる形だった。でもMooに入る直前の”Jump over the moon”あたりからJoanneがスッと立ち上がってバッって月のシート? 広げて牛の模型をその月の上でジャンプさせる演出、めちゃくちゃ可愛くて好きだしそっちで手ふさがってるから音響触れない→足で蹴って音楽スタート、の流れがサイコーだった……
  あとこれはU/Sの話なんですけど、初日はMaureenがU/Sでその人がまためっっっっっっちゃ小柄な人だったんだよね。Take Me~でJoanneが椅子に座ってる時に机に膝立ちになっても顔の位置まだJoanneの方が高くない? ってぐらいの身長差。こんなん性癖ぐちゃぐちゃになるのよ……ただ残念ながら初日以外はメインの(2018でも来てた人?)キャストの人だった。勿論メインのMaureenもバチバチに決まってました!!

La Vie Boheme
 前の来日よりも店員が露骨にゲイゲイしくてマジで良かった。可愛い。フェリスナビダとライフカフェ店員どっちもめっちゃ好きなんだけど、今回これどっちもSteve役の兼役なんだよね。わかりやすいなこのオタク。ライフカフェ入店拒否Markもいつもどおり良かったけど、それと同じぐらいCollinsその横で「(Markがこないだ紅茶注文したというセリフを聞いて)そうだそうだ!」と尤もらしい顔した直後「でも払ってないじゃん」「そうでした」のやりとり聴くと「何お前未払いなの? そりゃだめだわ〜」みたいな感じで結構セリフなくてもコロコロ顔変えてるのめっちゃ好き……
 曲最初の泣く演技でMaureenが涙を拭う手が人差し指ではなく中指でめちゃくちゃMr.Greyにファッキューしてた。良い。キリスト爆誕は毎回Collinsが顔面にキリストを食らって「うっわ」みたいな感じで両手で顔拭う仕草してたのひどすぎて好き。AZT breakでCollinsとAngelが自分の薬をお互いに腕クロスして口元にやってるみたいでギュ……となる。あとRogerとMimiが離脱する時に完全にただのクローク係とかしてるMarkはどういう心持ちで二人のコート渡してるのか教えて欲しい。あと千穐楽のMarkに”Going mad”のmadで音程下がらずめちゃくちゃ上げて綺麗な裏声浴びさせられて気が狂いそうになった。嘘。狂いました。今まで一度もしなかったのに千穐楽でそんなことしないで!!!!!!!! ありがとう!!!!!
 あと”Let he among us without sin be the first to condemn”、あそこみんなで人差し指立ててるんだけど、そのポーズといい形相といい歌の勢いといいボヘミアンどもの闘争心を全身に浴びてめちゃくちゃ痺れた。

Seasons of Love~Contact
 Seasons of Loveは歌に入る前に円陣組んでてエモを感じました。この時点でSoloistの歌唱力一人勝ちなんだけど、I’ll Cover Youがあるからな……
 Happy New YearはHicksvilleじゃなくてNew Jerseyだった。にしてもMaureenのケツをカメラでつついた後にMaureenのバッグの中身撮った時になんかドン引きした顔してたんだけど、一体何が入ってるんだ……
 Take Me Or Leave Meはほんとに初日の小柄Maureenと大柄Joanne(体重・身長Maureenの倍あるなんじゃないの?! と思わずにはいられなかった)に頭をやられてしまい新しい扉を見てしまった。というかやっぱつえ~女が自身の強さを全く疑うことなく「いやお前が折れろや?!」とバチバチに一歩も譲らぬ鍔迫り合いをする曲は良曲に決まってるんだな。あと今回のJoanne、右腕にタトゥー(自前?)が入っててかっこよかった。柄まではわからなかったが……
 Without Youは一番終わってAngelが真ん中のベッドに移動された後、Collinsが足のストレッチしてあげてる時にめちゃくちゃAngelが咳き込んで思わずCollinsが耐えきれなくなって目逸して自分の体を自分で苦しそうに抱いちゃうところがグッと来た。その後直ぐに気を取り直してAngelと一緒に添い寝してあげるところとかね、もう愛だよこの二人は……愛が何かは知らないけれどもこれが愛に類するものだということはなんとなく分かるよ……
 Contact、千穐楽でようやくMarkの”He…She”で笑うAngelが視認できてよかった。それ以外全部アングルが微妙に悪くてAngelの顔見れなかったんだよね。あと28日のマチネかソワレではAngel退場時にシーツ引っかかっちゃって床に残されてた。

I’ll Cover You(Reprise)
 あのね~……Collinsがね……やばいんすよ……あの~……歌唱力でこっちが消し飛ぶかと思った……もうラスサビとか完全にCollinsとSoloistの歌唱力バトル頂点決戦なのよ。絶唱ってこういうことを言うんやな、と思った。流石にこれを浴びた初日はRoger&Mimi,Angel&Collins曲をサントラで飛ばしがちな私でさえちょっと揺れた。

Halloween
 J.T.WoodのMark Cohen、めちゃくちゃ素朴な歌い方をするのでもうホント純粋に可愛いんですよ……いつも聴いてるのがAnthony Rappのめちゃくちゃスパイス聞いた節なので……前回はFuneralのFuまで口に出てたけど今回は毎回”my friends”で止めてた。

Goodbye Love
 MarkとBennyの”Come on guys, Chill!”もさることながら、みんなそれぞれの方向でキレてるのが楽しくて大好き。Rogerとか初日”All your words are nice, Mimi“で助走つけて机バン!ってするところ、勢い余りすぎてちょっとテーブルの足片方浮いてガチでMimiびっくりしてたし。あとずっと真ん中で黙ってたCollinsがカッと火がついたようにRogerの胸倉つかんで動くところとか、退場時にMimiとは軽くハグ?みたいなことするんだけどRogerが一歩近づいてきたら「お断り!」と言わんばかりにビッ!っと両手で仲直り拒否するところもよかった。喧嘩曲は魂に響くし健康に良い(性格の悪いオタク)。
 毎回元鞘に収まるMaureenとJoanneは完全にギャグ担当なんだよな。二人がバイバイしてる時、Bennyだけが「お、おう……いやでもこの状況だけど……」みたいな感じで若干反応してくれるけどその他はみんな無反応なのが余計面白い……んだけど笑いにくいんだよな……心のなかで笑っています……。
 勿論MarkとRogerの口論もマジで好き。Mark Cohen、目上に図星つかれるとキレて(La Vie Boheme)、目下に図星つかれるとしょんぼりしてすぐにその場から逃げ出そうとする(On the StreetとGoodbye Love)の訳わからんすぎてバグる。普通逆やろ何様だお前……映像作家様か、そうか……

What You Own
 でもやっぱずっと目線が合わなかった二人が最後に同じ軸で目線があってガシッて抱き合うの、めっちゃ良いだよな。あとRogerの緑マフラーがめちゃくちゃ似合ってた。多分劇中で一番似合ってると思う。
 あと”I quit!”のガチャ切り、受け口が小さいせいか初日と千穐楽どっちも失敗しててニヤニヤしちゃった。

Finale
 ラストのVoice Mailもシンプルに好きな曲ベストに入るんだけど、今回一階席の2,4列目とかいうポジションで見れたのでこの親たちが一瞬でホームレスに変身する過程がみれて良かった。親たちみんな後ろ手組んでるんだけどあれってホームレス時の上着を着かけた状態で見えないように隠してるからそういう体制になってるのね……
 そしてFinale、千穐楽で一番最初の”Christmas bells are ringing”の入りがピアノ一拍分だけ遅れちゃって担当のMr.Jefferson役の人がちょっと笑っちゃってた気がする。かわいいね。
 千穐楽は多分もうMarkの”There is no future…”の時点でMimiとJoanneの人がガチ泣きしてた。にしてもマジで走馬灯見えてる時にバンドマンの彼氏がギターちょっくら取ってくるわ~と席を離れてあんまりパッとしないバラードを歌ってくると考えるとまぁまぁ最悪だな。Jonathan Larsonと違ってRoger Davisは天才じゃないもんな……。

カーテンコール
 
カテコは基本一回だけ出てきて即終わりだったんだけど、28,29日のマチソワは最後にU/S含めて皆でSeasons of Love(ちょっとアレンジ入ってて、どちらかというとメインキャラ以外のキャスト中心に代わる代わる歌う形)やってくれた。松葉杖の方もいたんだけど、もしかしてAlexi役のメインキャストの人だったんだろうか?(初日はU/Sでなかったとおもうけど、それ以降Alexi役だけはずっとU/Sだったので)
 千穐楽はそれに加えて完全に裏方のスタッフまで出てきてくれて、規制退場アナウンスキャンセル→一分ぐらい待ちが続いてからの再びキャスト総出、でオタク大歓喜。楽屋着の人もいたし、一番最後に出てきたMr.Jeffersonの人は多分会話の感じからして楽屋着からわざわざ衣装に着替えてきてくれたので時間かかったっぽい。みんないっぱいハートくれたし我らがMark Cohen役J.T.Wood氏は指ハートでした。ずっとぼんやり思ってたんですけどあなたEvan Hansenとか似合いませんか???? どうですか??? そして最後の最後にCollinsとBennyが「ありがとうございます!」って日本語で言ってくれて流石に声漏れた。ごめん。許して。最後なんて言わないで、また来てね……お願いだから………待ってるからね……

 ただ、錆びた缶バッジといい踊る(滑る)マークのフローティング(じゃない)ペンといいラスト2公演限定販売の銀ロゴTシャツといい、もうちょいグッズ面はどうにかしてくれ。いくらグッズ売り切れが酷いからってやっつけ感のすごいステッカー(PP加工とか何もない100均で売ってそうなタイプのシール地)とかポストカード(ロゴとNo day But today印刷しただけ)とか、売れるもん全部売っとけ精神あふれるA0公演ポスターたたき売りはなんか流石に擁護できんぞ。全部買ったけどさ……

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