親愛なる僕へを見た

日本語なのに解釈が合致した……ありがとうエヴァン・ハンセン……
因みにBWのDEHの感想文はこっち
以下限界クソオタクによる感想文です お楽しみください

第一幕

開始ベル代わりの着信音もちゃんとそのままで期待度が高まる。

Anybody Have a Map?
日本語だと冒頭のエヴァンの手汗の下り、あまりテンパってる感が出ないんだな
サビ、言語から既に詰め込みまくりなのがもう最早早口状態でしたね。寧ろよく訳したと思う……すごい……ただあんまり聞き取れはしなかった……悲しい……歌詞カードがほしい……駄目?
コナー、怖い。兄妹仲クソ悪いな~って感じだしそりゃ家庭も崩壊するわなという勢いのコナーのヤバさ加減。そりゃ変人って言われるよ……背中を押されるコナーはちょっと可愛かった。ゾーイの「なんで全部飲んじゃうの?!」がリアリティあってよかったですね。

完全にアラナが自分に話してると思いもしていないエヴァン。「ギプスにサインしてくださいますでしょうか?!」可愛い。
あのね、ジャレッドがね、出てきた瞬間からジャレッドだったんですよ……たすけて……Will RolandのJaredがあれはあれで最上級のイデアであることは変わりないんですけど藤田さんのジャレッドはもうあれでちゃんとジャレッドだった……たすけて……可愛いんですよこのジャレッド……人とのコミュニケーション技術が低いだけで割と頑張れば友達作れるしなんなら彼女もできそうっていうかこのエヴァンとジャレッド絶対めちゃめちゃ仲いいでしょ?!?!?!! 保険金絡みの台詞が省かれてるのと「家族的親友」の訳によってだいぶジャレッドがマトモな人間に見えるし……たすけて……(オタクの断末魔)
あとそれはそれとして「どんぐりかよ?」がそのまま残ってて嬉しかったです。っていうか「銃乱射事件でも起こしそうな髪型」とかいう煽り、改めて聞くと人間との距離感がとことん分かっていないな……そりゃ胸ぐら思っクソ掴まれるのもしゃあないよ 「キモッ!」は語彙力が低い

Waving Through a Window
コナーの激高、ソシオパスをビシビシ感じて痺れちゃうな。
なんかいっぱいアンサンブルが出てくる。右側の席だったのでちょっと舞台見えなかったけど個人的にはジャレッドは見れたので問題ないです。ただ舞台自体がちょっと狭いからサビ辺りのエヴァンの周りをメインキャストがグルッと囲む辺り、だいぶ密度がキュッとなってしまってましたね。しかし和訳がなかなかに良い。

「これで俺たち親友だな!」唐突~! 「どうせあいつはキチガイだって笑うんだろ!」被害妄想~!
ジャレッド、「何で俺に相談してくるんだよ」とか言っときながら絶対エヴァンから相談されるの嬉しいでしょ? 滲み出てるもんなんでGoin’ Viral削除されたんだろうね……私は舞台で聞いてみたかったよジャレッドのソロ曲……「ま、俺ならそうするな」 好き

お通夜状態……マーフィー夫婦の離婚数歩手前感とシンシアのヒスがよかった。ここで「コナーが書いたんじゃない」じゃなくて「僕が書いた」とさえ言ってればなぁ……

ジャレッド割と言ってること正論なんすよ 正しいことを言ってるわけでもないけど。アドバイスに続く台詞が「自分の親にもそうしてるし向こうは気づきもしない」じゃなくて「俺は誰にも言わないし言ったところで誰も信じないだろ」みたいなのになってたのもジャレッドの善人感を増させますね お前ジャレッドのことばっか言ってない? すまんな 年単位の推しなので……

For Forever
田舎が牧場とかいう設定あったっけ? と思ったらHarrise家からもらった~の下りを変えたのかしら
「楽しい思い出」に縋るシンシア、しんどい 懐疑的なゾーイはそりゃそうだよという感じ 
ドンドコ嘘と積み重ねるエヴァン、ギャグの領域だよ……いや全然笑えねえんだけど……

「新しいゲイカップル誕生か?! あ、片方死んでるわ」の他人事感ホントサイコーだったんですけど誰か分かって 「2000ドルを今なら200ドル」「今20ドルしかないよ!」「ハッハー上等じゃねえか変態!」めちゃめちゃ好き たすけて

コナーの話を振った時のハイディ、なんとなく勘付いてはいるのかな~とは思う あとタコスがピザになっていた

Sincerely, Me
いや~~~~!!!!! よかった ありがとう 「ドラッグって言っちゃう?!」大麻は流石にな 「メンゴ!」も解釈の完全一致でした ありがとう……そしてやっぱジャレッドが居なくても全く成り立つダンスしんどいオブしんどい エヴァンもコナーも一度もジャレッドの方見てないんすよ……(Jared Kleinmanのオタク)
サビ部分の和訳、「きっかけは小さな発明! 簡単さ 僕らが証明!」めちゃ良かった 楽しい 完璧じゃん!

Requiem
「あれが死体になったの見たでしょ?!」ゾーイのヘイトがすっごい……あと夫婦関係についてもダイレクトに言うのまじでだいぶ末期感がありますね 大丈夫……? というかラリー役ドチャクソ歌が上手くないですか????? Michael Parkみを感じる 父……

ハンセン家の亀裂が見える。つらい。

If I Could Tell Her
「あなたキモいね」ってあまりにもどストレートに言うゾーイ
テンパるとめちゃくちゃ自分を卑下するエヴァンやっぱり面白いんですよね しかしまぁ自分の意見を死んだ他人に勝手に仲介させて挙句キスしてしまうエヴァンはやっぱキモいわ。

>やっちまったなァ!<(ジャレッドの台詞ばかり覚えているオタク)

Disappear
明らかに和訳や歌唱に力が入っている 普通にいい曲なんですよね……エヴァンの背中を押すコナー、良い
「共同代表でどう?!」「ンー、イイヨー」「あんたは秘書か書記ってところね、間に合ってるわ~」「おいおいおいおいやってやろうか?」の入り方ホントもう好き お前はジャレッドしか見ていないのか? ごめん……推しなので……でも「おっ、手に汗かいてないじゃん」っていうジャレッド、ホント普通に”友達”でオタクは死んだ 可愛らしい……

You Will Be Found
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!!」がキツい 心臓キュッとなる
二階にアンサンブルの人が上がってネットの声をやる演出、普通の賛同の声以外にも「キッモ!」とか全然関係なさそうな意見もちらほらあるのが臨場感とネットの雑多な感じが現れてて好き 最初のアナウンスでサビ部分参加型です~って言われた時は色々なトラウマが頭を駆け巡って心臓が凍ったんですけど、実際該当部分にきたらアンサンブルの声量が十分デカいのと観客の参加率がそこまで高くなかったのでぜんぜん大丈夫だった 安心した……

第二幕

コナーが黒パーカーなのにエヴァンが白パーカーで違うのがちょっと解釈違う………!!

Sincerely, Me(Reprise)
「彼こそ最高! ジャレッド・クレイマンに乾杯だ!」ドェ……(語彙を失ったオタク)
「仰せの通りにお書き直しい・た・し・ま・しょ。あいっ」ってコナーの背中押して捌けさせるジャレッドの一連の動きもう好きすぎてはちきれてしまうし、コナーの傀儡感もすっごくて病みつきになってしまう……なんでこの曲Deluxe版アルバムにも収録されてないんですかね……

「俺を信用しろよ、ハンセン君」「アラナはちゃんとやってくれるのに……」「あっそ、へー、ふーん」ズァ……(語彙力ゼロのオタク)
拗ねて皮肉が強くなるジャレッドほんと可愛らしいな……

To Break In a Glove
やっぱ安定してるんだよなこの曲 安心する。「皆言うだろ、ググレカスって」「……だいたいそうですね!」ラリーからggrksが出てくると思ってなかった びっくりしてしまったが可愛らしい……
ただ終盤の「君はコナーとは違う」で心臓を刺された 原語だと婉曲的だったのでまだダメージ少なかったんだけど……

Only Us
お酒飲んじゃおっかとかいう下りあったっけ?! 全体的にこのゾーイちゃん、グレてるとまでは言わないけどちょっと非行に走っている感じが愛らしくて好きですよ
エヴァンがパニック起こすシーン、性癖にヒットするので普通に興奮するんだよな……(人として最悪の発言)

アラナのジャーナリズム、相変わらずまっとうなものではあるんだけどやっぱ反射的にオワ……と仰け反ってしまうな

「今週隣町にタピオカ飲みに行こうぜ!」
?!????!??!??!?!?!?!!!!!!
エッ……タピ…………エッ??!?!?!! ジャレッド?!?!?! お前?!?!?!?!! 97年の新年祭以来使ってない酒かっ食らうんじゃなくて???!??!??!!!! タピオカ??!?!??!?!??!?!?!!! マ゛…………奇跡中の奇跡……「コナーの家族を助けたい」の皮肉の極みハモリめちゃ好き…………タピオカ………………タピ…………遺憾なことがあるとエヴァンのこと「ハンセン君」と呼称するとこ、好きですね 好きです ありがとう

ワイン乾杯する時にラリーとシンシアのとグラス合わせようとするハイディ、(あっ、しないんだ……)みたいな感じでグラスを手元に戻すところに金持ちと貧乏人の差が露骨に現れてて悲しくなってしまった

Good For You
うん、分かる 拍取りづらいよなこの曲
ジャレッドにガチギレるエヴァン、まさにクソ野郎で非の打ち所がない……いや、非の打ち所しかないのか? それ相応にジャレッドもキレてて、イデアとしてはHelplessでHeartbrokenなJared Kleinmanが好きなんですけどいやもうそれはキレていいよ……と思った。エヴァンのソロもパニックに溺れてるよりかは怒りに任せて感情ぶちまけてるって感じでしたね

やっぱ白パーカーと黒パーカーだとエヴァンの鏡っぽさがないな いやそれは私の解釈なんでアレですけど……でもコナーの追及にエヴァンが声を荒げるのもなかなかおもしろかった 結局最後まで「自分から手を離した」旨の言及はなかったよね

ここのアラナのジャーナリズム、どうしようもなくグロテスクなんだよな。アンサンブルの演出、まさに炎上感が凄くて興奮しますね!!(人として最悪の発言(二回目)) あとイタ電にガチで傷ついてる様子のゾーイと喚き散らすシンシアと過去を正当化するラリーもホント興奮するね…………(人として以下省略)

Words Fail
つらいね つらい
コナー、去り際に明らかに笑ってた……エヴァンが真実を明らかにしたことに対しての「ようやったやん」という感情の笑み……という解釈でいいのか……?

So Big / So Small
親子……いい……個人的に一番好きな和訳はこの曲。歌い方がRachael Bay Jonesのそれに似ていたのもポイント高い。

Finale
下から木を生やせない代わりにプロジェクションで木々を映すというアイデア、良かった……ただBWのそびえ立ってたパネルがどかされて一気に視界が開けるって演出もサイコーなので皆DEH見に行って……
あとなんかみんなリンゴ持ってる。リンゴ見るとMichael Mell思い出しちゃうのでやめてほし………まってBMCあと数時間で終わっちゃう…………嘘………ムリ……たすけて………(Be More Chillの限界オタク)

とにかく、数度ローカライズに心を殺されてきた(Something Rotten!とか)オタクなので今回の親愛なる僕へはすごく良かったです ありがとう……これを期に知名度がどんどん上がって来日公演に繋がったりするととても嬉しいんだな………

「親愛なる僕へを見た」への2件のフィードバック

  1. 暑い中、ご来場頂きまして本当にありがとうございました!
    そして、こんなにもガッツリ観ていただいて、しかも感想をアップして下さり、ありがとうございます!

    もしかして、見送りの際に声かけていただきました…?

    原作好きな方に言葉を頂けて本当に励みになります!!
    本っっっっっっ当に嬉しいです
    重ねてありがとうございます!!

    Dear Evan Hansen、これからもっともっと日本で流行ってくれーーーーー!

  2. >ジャレッドさん
    お察しの通りお声掛けさせていただきました……感想文はサガでして……
    こちらこそ、この作品を演じてくださって本当にありがとうございます……! 素晴らしかったです!!

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