Be More Chillをロンドンで見た

2020-02-23 夜
K8
 BW公演観に行ったの、ほぼ丁度一年前だったんだな……
 という訳でまた来たよBMC。ビッグベンで財布をまるまる盗まれたけど私は元気です。

 ちょっと早めに行って併設のバーでスーベニアカップ付き青スラッシー(赤の人もいたので多分ノンアルは赤?)を買う。

そりゃ買うよ。他にもMichael in the bathtubとかいうカクテルもありました。BWでもあったSQUIP ZONEは最前一列目だけかな? 席から遠目に見ただけなのでバッジの柄は分からなかったけど、少なくともCartificateはBWとデザイン同じだった。プログラムも今回はあったので購入。なんかBMCの辿ってきた歴史ページがある。最高だぜ。
 セットはBWに比べるとかなりコンパクト。立て幅横幅それぞれ2/3にしたぐらい? バックは薄いカーテンで仕切られているのではなく全面がバカでかい液晶パネルでした。コンセプトはBWそのままで予算をTwo-RiverとBWの中間ぐらいにしたぐらい。背景画面はミステリーハウス風の背景が3Dでぬるぬる動くイメージ。基本黒背景+白線画なのでかなりシンプルに感じた。SQUIPが出てくるシーンはマトリックスのアレが滝のようにさらさらと流れる。第一幕が始まる前にSQUIPからのアナウンスがあるのはBWと同じ。

More Than Survive
 開 幕 上 裸 しかもベッドじゃなくて机だから私が見ていた場所からだと危うさがヤバかった。一瞬「嘘でしょ?!」と思ってしまった。パンツはちゃんと履いてました。よかった~。
 このJeremy、Will.Cの虚弱さとWill.Rの苛烈さどっちも持ってるな~とこの段階だと感じた(予告:後で解釈変わります)。手がずっとぷるぷるしてる。加害受けそうなときとか恥ずかしい時におでこに両手あてて顔を腕で塞ぎがちだったので、そこそこ物理的な虐めを受けてきたんだろうか……と思うなどした。そして今までのJeremyの中で一番高音で声が裏返りがち。哀れ。
 ショー全体の印象として、基本的に会話がかなり短くなっている。BWで付け足された部分は半分ぐらいTwo-River時代に戻った感じ。プールでヤった話は完全にカット。というかそもそもMTSではJakeの出番がない(背景でRichと仲良さそうにはしている)。ただ会話が短い分、テーマであるところのコミュニティとの繋がりや親子関係についてをより分かりやすく伝わるように構成している気がした。
 Jeremy裸眼なんだ~と思ったけど最初参加表を見るときめちゃめちゃ目近づけてたのでおや……? と思ったら参加表にサインするとき眼鏡かけてた。ド近眼だね…… 眼鏡かけてると余計いじめられるからとかかな? ちょっと太めフレームのスクエアタイプだった。Christineは挙動がBWの0.8倍ぐらいのちょい控えめの激しさ。でもやっぱり宙は舞う。あとかなり早口。可愛い変人、という印象は保たれている。
 教室シーン、紙飛行機はなかった(舞台の奥行きがないからか?)。代わりにMr.Reyesの質問をたらい回しにしてるという演出に解釈が変わっていた。相変わらずMichaelとChristineは一人で盛り上がっている。
 Michaelはやっぱり体柔らか軟体生物であることに代わりはないんだけど、地に足はしっかり付いてる印象。BWはヘリウムだったからね……あとBWは誰も言ってないけど130%の確率でゲイもしくはバイでしょ、って感じだったけれど、WEはあまりそういう言語化されてはいないが意図的であろう演出がなかった(The Pants Songの“Do you love him?!”へのリアクションとか)ので、かなりヘテロっぽさが強かった。パーカーはいつもの、左手にいつものブレスレットしてて右手は一本黒い紐? ミサンガ? してた。Christineへの手紙の下りはカット、”My mothers would be thrilled!”は健在。君ディスカバリーチャンネルどころかナショナルジオグラフィックも見てるでしょ……“get stoned in my basement”はちゃんとヒソヒソ声で言う。TPOを弁えている。いいぞ。……いや良くないよ大麻の時点で!! というかこの段階でJeremy既にちょっとMichaelに飽いてない? 大丈夫?? リンゴは持っていないので普通に行く。“my converse”で明らかに自分のコンバース見て強調してたな……

I Love Play Rehearsal
 Christine、BWだと胸あたりまでずっぷり狂気に浸かっていたが、WEは膝と腰の間を狂気の波間が緩やかに行ったり来たりしていた。静と動の差がハンパない。普通のちょっと可愛い女の子かな~と思ってたら突然奇行に走りはじめておびえてしまう。あとうたがうまい。いやそりゃみんな上手いんだけど……
 テンション上がったChrisitineがJeremyの片手つかんで胸に押しつけちゃう下りがあるのだが、数秒後に「アッ!」って言ってJeremyが脚組んで前かがみになる。勃つな。いやでも童貞高校生だもんな。しょうがないな。うん。Jakeの親のマネーロンダリング云々は多分まるごとカット。

More Than Survive(Reprise)
 Richがクソやる気なさそうにやってきてMr.Reyesが話も始めないうちにリュック枕にして床で寝始める。ポストアポカリプス版、というところに反応するのもJeremyではなくRichで、テンションも「ははーんまあいいんじゃねーの」的な感じで“Yeah”って言うだけ。
 Jeremyは本当にChrisitine相手だとマトモに話をすることすらままならない。このあたりでこのJeremy、Will.RとWill.Cの合いの子じゃなくてWill.Cの派生系亜種だな、と思い直したしなんなら原作みを少し感じる。全体的にもBWの全要素ゴテゴテ特盛りスペシャルフルコースと比べると、寧ろドライで辛口な雰囲気を感じたので原作/Two-River意識してるところはかなりあるんじゃないか。

The Squip Song
 電気ショック、背景のスクリーンにわかりやすく雷が落ちて像がブレるので分かりやすい、というか視覚的にもかなり痛そう。
 “It’s from Japan…”で漏れなく笑いが起きる。Richはあの目玉シャツの下にちゃんと黒のタンクトップを着ていたので乳首は守られていた。
 SQUIPのハンドサインがあやふやで全然できないJeremy。Richの耳に手あててすごいヒソヒソ声で“Drugs?”と聞くRich。“魅せられている”感じが凄い。

Two-Player Game
 マッッッッッッジでゲーム好きなただの高校生だった。ホントにただの気の知れた高校生二人。Mr.Heereの「女子か?(一応前を隠す)」→「な~んだMichaelか~(ご開帳)」の流れホントに好きなんだけどJeremyはこれがホントに嫌いなんだろうな……favowite person”で腰と頭に手やって腰くねらすMichael、かわいいね……
 背景は最後以外はずっと変わらず黒背景に中央下がぼんやり赤いだけで、最後のサビ繰り返しの時に二人の振り付けにあわせて画面上にエフェクトが出てくる、という形。波動拳みたいなのやりとりする二人、最高に可愛い。

 余剰分200ドルは普通に後ろ手で回収する。ディアクティベート方法を言う前にJennaが来ちゃうので方法は聞けない。
 「もう僕をこのチリフライと二人きりにしてくれ、永遠に」「じゃ五分ね」「(即座に)どこ行くの?」BWでもこのやり取りあったけどお前永遠にチリフライと二人きりにしてほしいんじゃないんか~い!

 The Squip Enters
 Jennaの撮影の仕方が獲物をとらえたハイエナの眼だった。全画面だったのでインストール時のメッセージがようやくちょろっと読めた。「あなたを傷つけるつもりはない」「私たちはあなたたちを愛している」「○○お互いに○○」みたいなヒューマンカインドネス的なことが書いてあった。恐らく文面はBWと同じ。
 SQUIP、髪型がスカしてるし三白眼で声が低めで安定感があるのもあってめちゃめちゃ怖かっこいいヴィランだったんだけど、やっぱりスットコSFの悪役なだけあって登場する度に笑いが漏れる。Two-Riverは信頼できるオニーサンを装ってたヤベエ奴、BWはコメディ色ありつつ最初から不審者オーラ全開のヴィランだとすると、WEは開始一秒目から圧倒的支配力とカリスマ性と畏怖を備えたガチのヴィランなのではないかと思う。もう声からして”強い”。逆らえないなこれは。従うしかないよ……

Be More Chill Pt.1
 このプロダクションは大道具が少ないため、SQUIP名物低所恐怖症は登場時にテーブルの上に仁王立ちするこの一度しかお目にかかれない。服の陳列棚には立たない。
 Madelineは完全に存在自体が消えた。「フランス人と付き合ってたって? へぇ~そんなことできたのあんたふぅ~ん??」みたいな感じで処理される。ハムレットシーンのJeremyの操られ感がすんごい。セリフも動きも全然できてない。BWはやってる内に興が乗ってきて途中からノってきちゃうけど、WEは終始まさに今まさにインカムで指示されたことをわけがわからないままやってる感じ。音程も絶妙に外れているあたりがリアル。頑張れJeremy。

Do You Wanna Ride?
 追いつめられすぎて服の陳列棚の上にに座っちゃうJeremy。いやSQUIPお前が乗らんかい! 高いところ好きだろお前(偏見)?! あとお前Jeremyまた勃ってんじゃないよ!! っていうか私の隣、恐らく一桁台であろうお子さまだったんだがこれ大丈夫だったんですかね……Upgradeあたりで明らかに飽きてたが……

Be More Chill Pt.2
 「モールの監視カメラのデータを取得できる」のところ、目だけチロチロ動かしててすごく“機械”を感じた。スゲー好き。
 そういえばBWの時にSQUIP第一段階にあったパーカーについてた謎のひらひらはなくなってました。Jasonが背低めだったからひらひらつけてたのかな?
 Jeremyが “Be More Chill(二川ともBWとも違って「こういう……こと……か……?」ぐらいのローテンション)”って言うときにハンドサインが全然できてないの見て笑うSQUIP、マジでただの嘲笑の笑みだった。ヤッッッバ……

Sync Up
 前日の夜寝るところはカットで朝起きるところから始まる。あのSQUIPのというか何君机で寝てるの?? 寝落ちとかではなく??? いやまぁ演出上の関係だろうけど……PCのステッカーは相変わらずSUとBlack suitとTFでした。SUだけは何故かStevenとGem Warshipの二つある。好きなのか? 私も好きだよ……
 ChloeとBrookeのパートがまるっと消えた代わりにJeremyとRichのパートが長くなった。追加歌詞はないけどSQUIP同士のシンクロした振り付けがメイン。やっぱりJeremyがSQUIPの操り人形である印象を強めたいのだろうか……

A Guy That I’d Kinda Be Into
 Christineの虐めパートが大分長い。Chloeのパートが消えたからか? 演劇の練習シーンもちょっと長めに感じた。Jenna普通に演技上手くない? やる気はそんな無いけど。ここでもそこそこ長いJeremy(SQUIP)の台詞読み上げがある。ずっとSQUIPは不適な笑みを浮かべながらJeremyを操っている。口の片端でしか笑ってないんだよなコイツ……あとBWは結構数歩範囲で動いてたと思うんだけど、WEは微動だにしない。じっと人間を見据えている。怖い。神か? 必要な時にだけ的確にJeremyを動かす。怖い。神の采配か?
 ハート乱舞はRich/Jenna/Brooke/Chloeがそれぞれハートがかかれたノートやハート型の鏡? をもって表す形。Richがハート型の風船なのはちょっと笑う。

Upgrade
 やっぱりEMINEMは死ぬ。“Did you kill Eminem?” “No~~……exatly(満面の笑み)” 中身的にはJakeはじめその他の“Tired of being…”のリフレインが半分ぐらい削除。まぁあれちょっとしつこいなとは思ってたし丁度いい変更なのでは。
 ファーストキスと童貞を奪われるJeremy。Jakeの親云々が消えている上にMadelineの件も無いので普通にJakeがいい奴にしか見えねえんだよな……いや良いやつなんだけどさ……SQUIPの声がクソ良いしトランペットの唸りがめちゃめちゃ合う。

Loser Geek, Whatever
 その他学生メンツ+SQUIPの壁に囲まれて隠れてたMichaelがあらわれる。っていうかこの時のMichaelパーカーの上に黒いダウンベスト着てる~!! しかもJeremyに声かけようとして「どうせまた無視されるからもういいや」みたいな感じでやめて立ち去りかけるのしんどい助けて(この記事はMichael Mellの重傷オタクによって書かれています)  “So Glad to see you!” “Ha…really?(ちょっと鼻で笑いながら疑わしげに)” ウ゛ワ゜ でもSQUIPが効いたと知ったときにはやっぱり喜んでこっそりと大麻に誘うMichael Mell。ハァ~ッ……
 リアクティベートされた瞬間用意していたかのように種明かしをするSQUIP。だから余裕の笑みを浮かべるな。お前は!
 Will.RのではないLGW、こういう表現もあるのか! って目から鱗だった。BWは全体的に自嘲と怒りがぐちゃぐちゃ混じっててヤケクソでもうこれしか道はないんだ、って形でupgradeに承知するれど、WEは前半で自分の状況を理解・Upgradeへの自己正当化を図って、後半で自己の状況への怒りがこみ上げてきて確固たる意思の元にupgradeに挑んでる感じがする。あとLGWの最後にUpgradeのリプライズがある(Two-River版Upgradeのラストと同じJeremyパートが挿入される)。
 “Aren’t you coming?”のMichael、BWは無邪気な笑顔で「早く来いよ~!」って感じだったんだけどWEは結構不安げな感じで「どうしたんだよ、来ない……の?」って感じでsquippedなJeremyに対して既に相当量の拭いきれない不安がある。BWでは“optic nerve blocking on”は半分泣きながら断腸の思いで一語一語言ってたけど、WEは完全に一息で叫びながら言いきっていた。ゆっくり言うと迷いがでちゃうもんな。なおOptic nerve blockingがOnされた瞬間Michaelはスッ……と意識が遠のくように直立不動のまま後ろにぶっ倒れる。ウッッソでしょ最高助けて死んだありがとうだれかこのこを助けて
 締めのSQUIP、早着替えと雰囲気もあってはちゃめちゃにヴィランみがあるし結構私は見ていてゾッとしたんだけど何故か会場からは笑いが出ていた。衣装がエキセントリックすぎるからか? 尚SQUIPのお着替えシリーズは髪の毛に二段階目の時点で白メッシュは入るけど段階上がるにつれ量は増えないし髪型も最後まで一緒。オッドアイは最終段階で左目が白くなってた……?(Voices in~でスクリーンドアップで映し出されたときに必ず左目の方が明るくなっていたが、全体的に青みがかったエフェクトバリバリの画面だったのでもしかしたら意図されたものではないのかも) 少なくとも最終段階手前までは目は普通の筈。

第二幕
Halloween
 BWは騒ぎすぎで逆に怖かったんだけどかなりマイルドになった!! これならまだ安心できる!! 絶妙にチープな感じがいいんだよ。うんうん。これくらいの資金感が一番ちょうど良い。BWだとRichがHalloweenの時点で頭コンコンしてたけど今回はほぼほぼそういう素振りはなかった。というかJeremyの衣装めっちゃ様になっちゃってるな、Will.Rは衣装に着られててちぐはぐなおもしろさがあったけど……口だけ白もじゃモンスターは髭だけもさもさ赤鬼(?)になってた。だから何なのあれ? あとセンターであのロングコートを翻して華麗に踊り狂うSQUIP、普通にカッコいいんだけどなんでお前そこで踊ってんねんって感じで面白いんだよな……

Do You Wanna Hang?
 Halloweenからこれに入るまでの流れが爆速。食い気味の“You’re Welcome!!!(自信満々)”
 コンニチワ! アルコール摂取後のSQUIP、めちゃめちゃ苦しそう。やっぱりヒダリアシガイタイらしい。キヲツケテクダサーイ……なおここでのSQUIPの倒れ方はLGWのMichaelと同じ。ちらっと後ろで倒れたのをキャッチして引きずっていく黒子の姿が見えた。

Michael in the Bathroom
 どれかは分からないけどMichael、ウルトラ怪獣のマスク被ってた? 喧嘩がガチの喧嘩で心臓キュッとしちゃう。お互いのお互いに対しての静かな怒りが確かにある。にらみ合いに負けてしぶしぶ道を譲るMichael。“Take your time honey”は「は? んなこと言うてお前男やろ何ぬかしとんねん」という凄まじい形相だった。BWでは心から気遣ってくれたけどまぁそりゃそうだよね……
 今までのMichaelは親友に捨てられたことへの悲しみの海に終始溺れまくってたんだけど、WEは歌い出す直前~最初のバースぐらいまでちょっと鼻すすってるけど、そこから先は寧ろ悲しみに沈むよりも途方に暮れてるという印象だった。And there is no denying I’m just…でちょっと詰まってたけど、ここの詰まりも悲しみが極まってと言うよりかはJeremyの中でもうMichael Mellという人間は何者ですらないということに気づいてしまったことからのそれだったように思う。最後のAll you know about me is my name / Awesome party I’m so grad I cameなんて皮肉以外の何物でもなかったしな。無理矢理にでもちょっと笑ってたもんな。壁叩きはするけど足踏みはしなかったから脅迫されてるような恐怖は感じなかった。やっぱBWのHalolweenめちゃめちゃ怖かったんだよ……
 鼻歌はしない。最後のパートは結構音程のアレンジがあって新鮮だった。ナウい感じがする(古い)。捨て台詞を吐いて諦めたように首を横に振って肩を落として帰っていく姿が余りにも等身大の高校生だったよ……

The Smartphone Hour
 Mountain dew redを捜し求めるRichは割と普通だった。BWは死にもの狂いだったからね……「俺の頭から出ていかないんなら……もう、燃やしてやる!!」 Jeremyを家に連行するSQUIPがかなり自然だった。BWだとRichが燃やすの察して割と強引に連れ戻すって感じだったけど、あくまでWEは”静”のもので「作戦を立て直そう(うろ)」みたいな形でスムーズに帰らせる。
 “Yes I know”でまたものすんごい顔するJenna。怖。このJennaやっぱ可愛いんだよな。ゴシップのネタにされないなら普通に友達になりたい。BWほどのエグいリフを何度もする訳ではない。Brookeは下手から上手へとやはりバナナを華麗にすっ飛ばす。でも恐らく本物ではなかった。そしてやっぱり炎上するのね……自撮りするのね……
 男性キャストの女装が可愛すぎる……ここでめちゃめちゃ思ったんですがMichael役の人の女装が似合いすぎてて悶えた。ということはWEのMichael Mell(概念)は女装が似合うということじゃないですか? だめだよそんな……
 “Because he is my best friend”でRich役がやってる女子が深く頷いてたけどあれはそういうメタネタなのだろうか……?

The Pants Song
 ここのJeremy普通にモテる男でしかないな……持ってる素材が良いよ君……Mr.Heereは声の質的にも演技の仕方的にもほぼTwo-River版に近いイメージ。お腹周りがすっきりしている。
 大麻吸イケル何回見ても可愛いんだよな……ベッドはスペースがないので筒タイプのボング持ってもくもくしながらの登場。Mr.Heereがいるのに気付いて秒で上手に舞い戻って何事もなかったかのように出てくるけどめっちゃ煙蔓延してるんだよな。大丈夫だよ、もうそれ公然の事実だから。“Do you love him?!”への“What?”はマジで「えっいや何言ってんの突然? 怖……どゆこと……?」という素の感情の“What?”だった。 “No sergent!”は挙動が微妙だったぐらいで「軍隊式とかわからん……」とは言わなかった。マジで普通の高校生……ホントに普通の高校生……尊い…… 途中でローブご開帳するパパに「いやだからやめてくださいってまずいですよそれは!!」みたいな勢いでローブ掴んで直させるのすげー可愛かった。BWよりも反応速度が速かった。

The Pitiful Children
 Chrisitineに邪険にされるJeremy。可哀想。そこにSQUIPがめちゃめちゃにつけ込む。ホント今までのSQUIPで一番ヴィランみが強かった。BWにはまだ(胡散臭いけど)親しみやすさみたいなものがあったけどそんなもの欠片も感じねえ。強い。逆らえない。怖い。だってコイツピカチュウみてえなエゲツない電撃落とすんだもん……
 SQUIP溶液を飲んだ後は皆動きがロボットっぽくなって目の焦点が合わなくなる。ここでJeremyのハンドサインがめちゃめちゃしっかりできる様になっててウワ~となってしまう。染まってますね……あとSQUIPの歌い方が調子乗ってくる。おいおい悪役が調子に乗るのは負けフラグだぞ? 分かってるか??

The Play
 SQUIP最終段階は胸ピカピカはしない。というかかなり素材が軽そうになった。良かったね……Squippedの流れが非常にスムーズ。Squippedの瞬間、舞台が狭いのもあってマジでその場でMiddleboroughの演劇見に来た客の気分になれて良かった。ちなみにSQUIPはこのあたり余裕綽々の笑みを満面に浮かべてニコニコニタニタニヤニヤしている。ご満悦だね……ご満悦過ぎてめちゃめちゃ台詞の語尾が”Jeremy~↑??”みたいな感じになる。尚WEなのでMr.Reyesの「NJからBWへ」の台詞は削除。ここでJennaがターンした時にかけてた緑の眼鏡客席に吹っ飛ばしちゃったんだけど“Woow!”っつって特に何事もなかったかのように進行していた。プロは流石やな……
 WEのMichaelはmakes an entranceする時は右手でメロイックサインを掲げる。覚えました。なんなら決め台詞とばかりにエコーかかってたぞ。
 謝ろうとするJeremyとSQUIPの抗争がすごい。あの壊れかけのラジオのような技法はWill.Rにのみ許された妙技なので、その代わりにJeremyが自分の体をSQUIPに操られてるのとそれに対抗しようとするっていうところの表現がかなり達者になっていた。口論はかなり短縮。鰻の寿司とかレコードとか全部カット。Jeremyの回し蹴りをMichaelはモロに食らったりしている。痛そう……最終的に”I’m sorry!”って言えて”Ha!”とSQUIPに勝ち誇るJeremyかわいい。中指の代わりに薬指を立てていた。っていうか舞台の基盤模様の穴の内の一つって空いてたの?!?!?!! MTD Red捨てる用に?!!?!?! 全然気づかなかった……
 ChloeとBrookeのパート、絶妙に今までよりもローテンションで長い。怖い。jiiiiiiinx…… 2P gameのパートはsquippedされた五人が舞台の客席側に横並びに立ちはだかって、その奥にJeremyとMichaelがいる形。四天王+チャンピオンに立ち向かう図式じゃん……それにしても舞台ミッチミチだな。八人も同時にいるもんな。Jakeの股の間滑り抜けてMTDゲットするMichael。かわいい。JennaからMichealへの脅迫(?)、まぁ「お前が大麻やってることとか知ってるんだからな」という意味合いなのかなと捉えていて、それ自体はそんなに間違ってないとは思いつつもちょっとここでの脅迫としては微妙じゃないか? と思っていたんだけど、今回「私はようやく人の輪の中に入れた、だから我々の仲間にいれてやろう」という感じの台詞に変わっていてその方が綺麗で自然だな~と感じた。Michaelは別にJeremyさえいれば人の輪とかそんな関係ないんだろうし効果なさそうだが……そういうあたりもSQUIPがMichaelを理解できない由縁なのかな。
 SquippedのChristine、普通に美しかった……そして今まで余裕ぶっこいてたからMTD飲ませたJeremyへのSQUIPの動揺具合がすっごい。オールバックキャラだったら髪型が乱れるタイプのやつだよ。叫び声がめちゃめちゃ野太い。ワターシハーニホーンカラキマシター、めちゃめちゃいい声でびびっちゃった……でも断末魔なので全体的に地獄の釜の扉が開いたような印象。最後までラスボスだったわ……バックはジェレミーサン以外にもワタシヲステマセン(ステハシナイ)?って言ってる? 少なくとも「ワタシヲステ…」までは確実だと思う。

Voices in my head
 二人とも車椅子。眼鏡はもうつけてる。Michaelここでジャケットに着替えてるのね。Rich(totaly bi)のMichaelへの”Hi”がめちゃめちゃ作ったイケボで笑う。SQUIPがリンクしてて云々はここで言う。「どうしてリンクしてるって分かった?」「Christineを助けたかっただけなんだけど……」幸せになってくれJeremy……Mr.HeereにChristineのこと話したのバレてテヘペロしたりRichのアドバイスにオエーッってなって首切るジェスチャーしたり”Listen and Oh”のところでRich(全身包帯)の腕思わずバシッてやっちゃって「あっ悪ぃ悪ィ」みたいにMichaelめちゃかわいいんですが?????
 SQUIP squadめっちゃかわいいな?!?!! ほんと良い奴ばっかなんだよな……Jeremyパートで後ろからワイワイ言ってるのがめちゃめちゃ微笑ましい。SQUIPの残滓は大スクリーンに大写しになる。BWの時は外枠だけだったのでめちゃめちゃハッキリ顔が分かるのでなかなかシュール。大往生じゃん。

 そしてカーテンコール。いややっぱMichaelめっちゃ地に脚つきつつくねくねしてるの絶妙なバランスすぎるな……そしてRichがJeremyを俵担ぎして帰っていく……かわいいね……よし……じゃあとりあえず次は映画化しようね……頼むぜ……

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